ご 挨 拶

 

 

 

 

 

 

 

公益財団法人 日本リウマチ財団

理事長 川合 眞一

2022年4月12日

 

 この度、本財団の髙久史麿前理事長の後任として理事長を務めさせていただくことになりました川合眞一と申します。ご挨拶に際し、任期中の本年3月に亡くなられた髙久理事長と齋藤輝信理事に心より哀悼の念を表したいと存じます。
 さて本財団は、定款にございますように、わが国におけるリウマチ性疾患の征圧を達成するため、リウマチ性疾患及びその治療に関する調査研究並びにその支援を行うほか、保健医療関係者及び国民に対する啓発活動を行うことにより、もって国民の健康と福祉の増進に寄与することを目的とした公益財団法人です。1987年に初代の故塩川優一理事長の下に発足し、その後2002年より髙久理事長に引き継がれました。そうした伝統ある財団理事長に選任されましたことは、身に余る光栄と存じております。
 本財団が目指すリウマチ性疾患の征圧は医師だけでは対応することはできず、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士など、多くのメディカルスタッフとの協働が必須です。そのため、本財団はこれら専門職を対象とした登録制度を作り、長年それぞれのエキスパートの育成を支援してきました。加えて、我国のリウマチ学をリードしている日本リウマチ学会とは「リウマチ病学テキスト」の共同編集など従来から協力関係を保ってまいりましたが、今後もご協力をお願いして、最新の医学情報の分かりやすい発信に努めて参りたいと存じます。また一方で、本財団の目的を達成するためには何よりも患者さんのご協力やご理解が重要です。これからも、日本リウマチ友の会などの患者会との連携や、患者さんやご家族への役に立つ情報発信、更にはリウマチ性疾患について一般の方々のご理解を広める事業などを深めていく所存でおります。
 最後になりましたが、本財団の運営は多くの皆様方のご支援によって成り立っております。これからも本財団に対しまして、皆様方の多大なるご理解とご協力を賜りたく、ここにお願い申し上げる次第です。