図2 ACR/EUALR APS syndrome classification criteria

 

 

臨床ドメイン

Macrovascular

D4. 産科

D1. 静脈血栓塞栓症

D2. 動脈血栓

>3回続く胚損失(<10w)and/or 胎児死亡(10w0d-15w6d)

1

VTE+高VTEリスク

1

動脈血栓+高CVDリスク

2

重篤なPECやPIのない胎児死亡(16w0d-33w6d)

1

VTEで高VTEリスクなし

3

動脈血栓で高CVDリスクなし

4

胎児死亡ありまたはなしのPECまたはPI(どちらか重篤な兆候あり、>34w0d)

3

Microvascular

 

胎児死亡ありまたはなしのPECかつPI(どちらも重篤な兆候あり、>34w0d)

4

D3. 疑い

D3. 確定

D5. 心臓の弁

 

Livedo racemosa(診察)

2

 

5

肥厚

2

リベド血管障害(診察)

2

リベド血管障害(診察と病理)

5

疣贅

4

急性/慢性aPL腎症(診察/検査)

2

急性/慢性aPL腎症(病理)

5

D6. 血液

肺胞出血(症状と画像) 2

肺胞出血(BAL/病理)

5

血小板減少(20-130x109/L)

2
   

心筋症(画像/病理)

5    
    副腎出血(画像/病理) 5    

検査ドメイン

D7. 凝固ベースの機能アッセイによるaPLテスト-LAテスト

D8. 固相アッセイによるaPL – aCL ELISA and/or aβ2GPI ELISA(継続的)

LA陽性(single-1回のテスト)

1

中から高値陽性

IgM

aCL かつ/または aβ2GPI

1

LA陽性(継続的)

5

中等度陽性

IgG

aCL かつ/または aβ2GPI

4

 

 

高値陽性

IgG

aCL または aβ2GPI

5

 

 

高値陽性

IgG

aCL かつ aβ2GPI

7

高VTEリスク

 

 ELISAで中等度陽性(40-79U)、高値陽性(>80U)

主要VTEリスクファクター(1つ以上)

マイナーVTEリスクファクター(2つ以上)

  略語
・悪性腫瘍あり ・活動性の自己免疫性疾患あるいは活動性の炎症性腸疾患   aPL: リン脂質抗体

・入院

・急性/活動性重篤な感染症   aCL: 抗カルジオリピン抗体

・大外傷

・中心静脈カテーテル   aβ2GPI : 抗β2グリコプロテインI抗体

・高リスク手術

・ホルモン補充療法、エストロゲン経口避妊薬、IVF   BAL:肺胞洗浄

 

・長距離旅行   CVD:心血管病

 

・妊娠または出産後   LA: ループスアンチコアグラント

 

・長期の不動あるいは低リスク手術   EC:pre-eclampsia

高CVDリスク

    PI:胎盤不全

高CVDリスクファクター(1つ以上)

中等度CVDリスクファクター(3つ以上)

  VTE:血栓塞栓症

・重症高血圧

・非重症高血圧    

・長期の糖尿病

・糖尿病    

・重症脂質異常症

・中等症脂質異常症    
・慢性腎不全 ・現在の喫煙    
  ・肥満高値    

 

     

 

ACR convergence 2022 13S150