リウマチを知ろう!

関節リウマチの検査

薬剤の副作用チェックのための検査

 抗炎症薬(消炎鎮痛剤やステロイド薬)や抗リウマチ薬の服用により、肝機能、腎機能の障害、白血球や赤血球などの血球異常、肺障害(肺感染症や間質性肺炎)などがみられることがあります。血液検査に異常があっても自覚症状はないことも多いため、リウマチが安定していても定期的な血液検査、胸部レントゲン検査が必要になります。また、メトトレキサートや生物学的製剤、JAK阻害薬の開始前には、血液で肝炎ウイルスや結核の検査、胸部レントゲン、胸部CTなどの検査を行い、感染症の有無について事前に確認します。また、リウマチの一般的な診療ではがんの検査は行いませんので、主治医とも相談して何か症状があれば必要な検査を受けること、あるいは、がん検診や人間ドックなどを積極的に受けていただくことをお勧めします。

【情報更新】令和4年10月

 

診断のための検査

関節リウマチの活動性に関する経過や治療効果をみるための検査