リウマチを知ろう!

リウマチQ&A

私は関節リウマチで生物学的製剤の治療を受けています。多少の痛みはあるものの数値は何年も大して変わらずいます。抗リウマチ薬の飲み薬のタイプは副作用が強くて何種類か試しましたが使えずにいます。生物学的製剤で多少は改善されましたが、結局完全に良くなるわけではないのが現状です。費用も大変ですしそんなに進行もなく、悪化もしていません。あまり進行しないタイプというようなことを言われました。治療をやめて痛みには痛み止め等の対処をすれば過ごせると思いますが、リウマチ自体や合併症など支障はどの程度ありますか?

お尋ねの内容からは、寛解(関節炎なし)には至っていないが、骨レントゲンでは骨破壊が進行していないとお察しします。生物学的製剤の中止は、寛解を半年以上持続出来ている場合に考慮されますが、寛解していても中止により再燃する確率は6-8割と高いです。中止ではなく、生物学的製剤の投与間隔を伸ばすなどの減量を試すなど、主治医と相談してみてはいかがでしょうか。再燃は、骨破壊の進行へとつながりますし、合併症はリウマチ自体がコントロールされていないと出現しやすいため、リウマチ自体がコントロールされていることが最も重要です。(2024年10月)