リウマチを知ろう!
リウマチQ&A
関節リウマチと診断され、非結核抗酸菌もあります。治療はできないのでしょうか?
関節リウマチの治療開始の時期と治療内容は、非結核性抗酸菌症の状態によって変わってきます。非結核性抗酸菌症の状態が悪ければ、肺の治療をしてからリウマチ治療を開始することが望ましいですが、肺の状態が安定していれば肺の治療をしながら、あるいは経過観察のみをしながらリウマチを治療ををすることもあります。ただし、生物学的製剤やJAK阻害薬などを使用するときにはより注意が必要です。なお、これらは肺MAC症という最も多い菌種の場合についてですので、他の菌種では対応が異なる可能性があります。いずれにせよ、呼吸器内科とリウマチ科の先生の間で相談して治療していただくことが望ましいと思われます。(令和6年9月)