調査・研究事業

リウマチ性疾患調査・研究助成

リウマチ対策の根幹は、調査・研究の推進にあります。当財団では、リウマチ性疾患の病因、診断・治療、予防・疫学に関する調査研究を課題として、全国医(医・歯・薬)科大学長等が推薦し、審査で選ばれた調査研究に助成をしています。

令和5年度

 令和5年度は16件の申請者の中から4件(塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

令和5年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
坂本 祐真 川崎医科大学免疫学助教 重症自己炎症性疾患VEXAS症候群に対する新規治療戦略の開発
竹下  勝 慶應義塾大学医学部リウマチ・膠原病内科専任講師 自己免疫疾患における自己反応性B細胞に関わる最適な治療標的の探索
寺部 健哉 名古屋大学医学部附属病院整形外科病院助教 高齢発症関節リウマチにおけるクローン性造血の役割の解明

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

令和4年度

 令和4年度は15件の申請者の中から4件(塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

令和4年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
秋山 光浩 慶應義塾大学
全身性免疫難病克服寄付
研究講座特任助教
脊椎関節炎における病原性CD8陽性T細胞の細胞代謝機構の解明とエフェクター機能発現への関与
河部 剛史 東北大学大学院医学系研究科准教授 新たな自己反応型CD4+Tリンパ球による自己免疫疾患発症機構の解明
鶴居 亮輔 九州大学整形外科大学院生・医員 関節リウマチにおける末梢性ヘルパーT細胞の抗原非特異的分化機構

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

令和3年度

 令和3年度は16件の申請者の中から3件(塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

令和3年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
細矢 匡 東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科講師 『関節リウマチにおける滑膜線維芽細胞の病的機能獲得におけるHippo pathwayの関与』
渡部 龍 大阪市立大学大学院医学研究科膠原病内科学講師 『関節リウマチにおけるⅠ型インターフェロン-HGF axisの機能解析』

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

令和2年度

 令和2年度は18件の申請者の中から3件(塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

令和2年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
浅野 澄恵 川崎医科大学 リウマチ・膠原病学 助教 骨細胞様細胞と炎症に着目した血管石灰化の病態解析~石灰化退縮を目指す新規治療戦略の探索~
茂久田 翔 広島大学病院 リウマチ・膠原病科 研究員 関節滑膜のアポトーシスを制御しうるイントロン型マイクロRNA・宿主遺伝子の機能的協調性の解析と核酸医薬への展開

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

令和元年度

 令和元年度は15件の申請者の中から4件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

令和元年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
藏田 泉 筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー助教) 関節リウマチにおける瀘胞性ヘルパーT細胞による自己抗体糖鎖修飾の制御
土田 奈緒美 横浜市立大学医学部血液・免疫・感染症内科 助教 新規自己炎症性疾患原因遺伝子の検索

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

平成30年度

 平成30年度は13件の申請者の中から3件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成30年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
黒木喜美子 北海道大学大学院薬学研究院
准教授
トレランス誘導蛋白質HLA-G2の全身性エリテマトーデス治療効果の検討

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

平成29年度

 平成29年度は25件の申請者の中から5件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件塩川美奈子・膠原病研究奨励賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成29年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
金山 剛士 東京医科歯科大学
助教
ヒト共通単球前駆細胞を標的とする新規関節リウマチ治療法の樹立に向けた知識・技術基盤の構築
新井 康之 日本学術振興会 海外特別研究員
米国国立衛生研究所 客員研究員
STAT1機能獲得型変異による自己免疫疾患に対する、CRISPRシステムを用いた新規治療の開発
吉見 竜介 横浜市立大学医学部
血液・免疫・感染症内科学
講師
膠原病におけるエピゲノム修飾を治療標的とした新規治療法の探索

(50音順)
※所属・肩書は申請当時

平成28年度

 平成28年度は23件の申請者の中から3件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成28年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
高畑 雅彦 北海道大学
講師
免疫グロブリン様受容体MDL-1とその内因性糖鎖リガンドによる炎症性骨破壊増幅機構の解明
吉川 賢忠 東京大学医科学研究所附属病院
アレルギー免疫科
病院講師
リウマチ膠原病患者におけるステロイド誘発性骨格筋萎縮(ステロイド筋症)の新規診断法・治療法開発へむけた研究

(50音順)

平成27年度

 平成27年度は27件の申請者の中から4件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成27年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
有信 洋二郎 九州大学病院
免疫・膠原病・感染症内科
助教
新規細胞系列 innate lymphoid cellsの関節リウマチ病態形成における役割の解明
今 重之 北海道大学大学院薬学研究院
衛生化学研究室
准教授
ネフロネクチンによる制御性B細胞分化制御機構の解明と関節リウマチを標的とした新規創薬基盤技術の確立
水津 太 北海道大学遺伝子病制御研究所
癌生物分野
講師
オートファジー制御による自己免疫疾患の成立機序に関する研究

(50音順)

平成26年度

 平成26年度は38件の申請者の中から7件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成26年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
一瀬 邦弘 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 展開医療科学講座(第一内科)
助教
ANCA関連血管炎におけるmicrobiome研究
小松 紀子 東京大学大学院医学系研究科
免疫学
特任助教
自己免疫性関節炎における滑膜線維芽細胞と免疫細胞の相互作用の病理的意義
近藤 直樹 新潟大学大学院医歯学総合研究科 機能再建医学講座整形外科学分野 助教 骨関節疾患における活性酸素制御におけるユビキチン特異的プロテアーゼ10の機能
田中 繁 千葉大学医学部附属病院
医員
Sox5による強皮症線維化病態形成機構の解明
坪井 洋人 筑波大学医学医療系内科
講師
新規疾患「IgG4関連疾患」におけるCCL18-CCR8シグナルと疾患特異的治療標的分子の探索
丸山 健太 大阪大学
免疫学フロンティア研究センター自然免疫学 助教
神経関節クロストークによる関節炎病態の解明を目指した遺伝学的基盤の構築

(50音順)

平成25年度

 平成25年度は33件の申請者の中から8件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成25年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
大塚 文男 岡山大学大学院
医歯薬学総合研究科
総合内科学 教授
炎症性骨破壊と骨agingに着目したBMPの作用機転の解析と応用
川崎 綾 筑波大学医学医療系
特任助教
トランスクリプトーム解析とゲノム解析の連結による、日本人集団におけるANCA関連血管炎感受性遺伝子の探索
桐野 洋平 横浜市立大学大学院医学研究科 助教 ループス腎炎におけるM2マクロファージの発現と腎予後との関連解析
高橋 令子 防衛医科大学校内科3
助教
エピジェネティクス解析による制御性T細胞の存在意義と膠原病の病態との関連の解明
寺尾 知可史 京都大学大学院医学研究科
附属ゲノム医学センター
特定助教
IL-12/23の高安病における臨床的重要性の検討とIL12B領域多型の機能解析
宮崎 泰成 東京医科歯科大学
教授
リウマチ肺におけるゲルソリンを介した肺線維化の検討
宮部 斉重 Massachusetts General Hospital Research Fellow 炎症細胞による関節炎形成過程のインビボライブイメージングシステム構築、並びに慢性関節炎の解明への挑戦

(50音順)

平成24年度

 平成24年度は34件の申請者の中から7件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成24年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
井上 明日香 筑波大学医学医療系内科
(膠原病・リウマチ・アレルギー)
助教
自己免疫性関節炎における新規関節炎制御分子TIARPの抑制機構の解明
古賀 貴子 東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科分子情報伝達学
客員助授
細胞種に依存するカルシウム制御の相違に基づくリウマチ性骨破壊の予防・再生治療
永井 潤 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
分子創薬科学講座・技能補佐員
関節リウマチを制御する脂質メディエーターの免疫・神経間クロストーク解析と治療への応用
長谷井 嬢 岡山大学病院
整形外科
医員
microRNA-140による軟骨保護作用の解析と標的遺伝子の解明
波多野 寛子 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 応用生命科学部門口腔外科学研究室
日本学術振興会特別研究員
The role of innate immune receptor interactions with HLA-B27 in inflammatory arthritis
安岡 秀剛 慶應義塾大学医学部
助教
新規強皮症モデルマウスを用いた病的線維化における単球の役割の追究

(50音順)

平成23年度

 平成23年度は46件の申請者の中から12件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成23年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
池田  啓 千葉大学医学部附属病院
アレルギー・膠原病内科
助教
末梢血単核球の網羅的遺伝子発現解析による関節リウマチに対するアバタセプトの薬効予測と効果発現機序の解明
一瀬 邦弘 長崎大学病院
第一内科
助教
ループス腎炎におけるCalcium/Calmodulin依存性蛋白キナーゼⅣのメチル化解析
井上 靖道 名古屋市立大学大学院薬学研究科
医薬品代謝解析学分野
講師
関節リウマチ関連タンパク質PADI4によるTGF-βシグナル伝達制御機構の解析
岩崎 倫政 北海道大学大学院医学研究科
准教授
関節リウマチの病態におけるスフィンゴ糖脂質の機能的役割
川人  豊 京都府立医科大学大学院医学研究科
免疫内科学
教授(学内)
関節リウマチにおけるMDSCs(Myeloid-derived suppressor cells)の機能の研究
瀬川 誠司 筑波大学医学医療系内科
(膠原病・リウマチ・アレルギー)
博士課程学生
間質性肺炎病態におけるCD161陽性γδT細胞作用機序の解明
関亦 正幸 山形大学医学部
非常勤職員
炎症性サイトカイン遺伝子発現に関与する高次クロマチン構造を分子標的とした新規リウマチ治療法の開発
藤井 穂高 大阪大学微生物病研究所
准教授
リウマチを防ぐ生体機構の解析
味八木 茂 広島大学病院再生医療部
講師
新規細胞間コミュニケーション因子である分泌microRNAを含むエクソソームの関節リウマチにおける役割
吉藤  元 京都大学医学部附属病院
免疫・膠原病内科
助教
新規SLEモデルマウス「抗DNA抗体ノックイン・マウス」におけるBAFF動態の解析と制御
若林 邦伸 日本赤十字社医療センター
アレルギー・リウマチ科
医師
リウマチ性疾患における感染症の実態調査および解析

(50音順)

平成22年度

 平成22年度は36件の申請者の中から12件(三浦記念リウマチ学術研究賞1件)が選ばれました。助成金は各100万円。

平成22年度  リウマチ性疾患調査・研究助成者

氏名 所属 研究題目
石井 直人 東北大学大学院医学系研究科
教授
腸管免疫寛容維持機構におけるMHCクラスⅡ分子の役割
岩井 秀之 東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科
GCOE特任講師
新規細胞表面分子TREM1リガンド及び細胞周期阻害による新規関節炎治療法の開発
佐藤 隆司 北里大学医療衛生学部
血液学
助教
低酸素暴露が肺動脈性高血圧症を誘導するメカニズムの解析
嶋 良仁 大阪大学大学院医学系研究科呼吸器免疫アレルギー内科
助教
全身性強皮症に対するVesmeter 評価の安全性、有益性の証明
須藤  明 千葉大学大学院医学研究院
助教
強皮症特異的microRNAによるIL-21受容体発現制御機構の解明
住田 孝之 筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻臨床免疫学
教授
シェーグレン症候群発症の分子機構と制御
田中 栄 東京大学医学部附属病院
整形外科
准教授
次世代シーケンサーを用いた関節リウマチ発症メカニズムにおけるエピジェネティック制御の解明
中佐 智幸高 広島大学病院
助教
関節炎による関節破壊に対する末梢血由来のfibrocyte を用いた組織再生
西奥 剛 福岡大学薬学部
薬学疾患管理学講座
助教
関節リウマチの炎症・骨破壊におけるシクロフィリンA-CD147シグナル分子病態機構
湯川 宗之助 産業医科大学医学部第一内科学講座
大学院
関節リウマチ病態におけるマスト細胞のJak-Stat経路を介したIL-17A産生機構の解明 -Jak阻害剤(CP-690,550)のマスト細胞に対する新規作用機序の解明-
吉見 竜介 横浜市立大学医学部
免疫・血液・呼吸器内科学
特任助教
全身性エリテマトーデスにおける自己抗原TRIM21の役割

(50音順)