千葉・市民公開講座 (平成21年11月7日
     
千葉で行われた市民公開講座でのQAを掲載しました


遺伝
 
Q1 伯母がリウマチ、私、私の姉がリウマチです。遺伝のようなものはあるのでしょうか?私の子どもたちに気をつけるべき事があれば、教えて頂きたいです。
A1 遺伝的背景はあるということがわかってきてはおりますが、環境要因が加味されないと発症しないと考えられており、単純な遺伝病ではありません。確かに家族にリウマチやその親戚の病気として知られている膠原病が多いという方もいらっしゃいます。しかしみんながリウマチになるような、高い確率でおこるものではありません。膠原病でも20人に一人といわれています。
 

 

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症状
 
Q2 再発した場合、以前の症状より重くなるのでしょうか?また直り難くなりますか?
A2 関節の構造的破壊が生じてしまうと、いくら炎症がおさまっても痛みは生じてしまいます。治り難さについてはどのような方が治り難いのかがわかっておりませんが、一般に、今までの治療は無効もしくは効果不十分になる可能性があるのではないかと考えられております。一度薬をやめてまた悪くなる場合に、またもとの薬できくこともあります。薬をやめる時に医師とよく相談し、そのあともしばらくは定期的に見ていただくことが必要でしょう。
 
Q3 レイノー症と診断されています。何か関係はありますか?
A3 リウマチでもみられることがありますほかに、膠原病でも起こることがよくあります。リウマチに膠原病が併発することがあり、そのような場合にレイノー症状が伴うこともありますので、、検討が必要かも知れません。主治医によく相談してください。
   
Q4 配偶者(77歳)がリウマチと診断されたのが5・6年前の事。定期的に通院はしているものの、その筆舌に尽くせない痛さは当事者でないと解らない程との事。同居人としては、ただただ右往左往状態です。リウマチの何たるかを知りたいし、より良いサポート対策があれば教えて欲しいと思います。
A4 ご家族の方が、このように心配されておられるのなら、医療者として安心です。自宅では身体的、精神的、そして通院など社会的にもご本人はQOL、ADLが制限されておられると思います。ご主人の介助に感謝されていることと思います。ご負担にならない範囲で、できることからやってあげてください。
社会的資源(介護・福祉制度)の活用として関節リウマチの患者さんは身体障害者手帳の交付と介護保険サービスによるヘルパー派遣などが利用できます。現在の医療機関に医療相談室があるならご相談ください。また、役所でも相談に応じてくれます。
 

 

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Q5 ①複数関節(左右対称)に症状が表れると聞きますが、それ以外の"通常ではない”症状を対処法も含めて教えてください。
②私は右肘にだけ症状のある45才の主婦。メトトレキサートの処方を始めて10ヶ月めに入っています。先月撮ったレントゲンでみるかぎり、骨の欠損は元に戻っており、血液検査の数値も安定しているのですが、痛みが消えません。痛み止めの薬(飲み薬、塗り薬)の効果も少なく、レミケードをすすめられました。右肘以外の関節は痛みも腫れもなく今はレミケードを選択する決心がつきません。
A5 典型的なものもありますが、もちろんすべての例がそうなるわけではありません。一箇所のみの関節炎であるリウマチもあります。手足の血流が不良になる血管の炎症をともなうリウマチもあります。痛む原因が構造的な変化が多少あって、その骨の変化を修復させる可能性があるのではないかとおそらく主治医は考えられていると思います。今は説明に対する納得、いわゆる同意が必要な医療を私たちは提供するようにしておりますが、細かい有害事象を気にされてしまうと、せっかくの治療すべきチャンスを失ってしまうこともあると感じることがあります。
   
Q6 3年位前より右腿にずーずーした痛み。肩等にも痛みあり。整形外科にて注射等していたが治らず。今年に入り、突然立てなくなり、左ひざの滑膜炎と診断。手の指などには一切症状なく、変形も痛みも炎症反応も全くありません。現在はリウマトレックスを飲んでいますが、肩や腿の痛みは消えません。リウマチという病気そのものに【完治】というものはありえるのでしょうか。
A6 完治ということが全く病気がなくなったことだ考えると、たとえばリウマチ反応が出なくなったとなることは難しいかもしれませんが、お薬を飲まなくてもほぼ痛みがなくなった状態と考えますと、たとえば生物学的製剤では20%くらいの方がその状態になるとされています。
生物学的製剤の使える方でしたら、主治医と相談し、併用されると良いかもしれません。
 

 

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Q7 2008年12月より治療中です。血液検査ではリウマチ検査反応、膠原病検査はすべて異常なし。 症状でみる限り関節リウマチだろうということで治療を続けています。リウマトレックスになり2ヶ月になりますが、こわばり、腫れ、痛み(特に肩)は相変わらずあります。 血液検査が全て異常なしというリウマチ患者さんは他にも例があるのでしょうか。今の治療で様子をみていくだけというのにも不安を感じています。
A7 腫れが関節リウマチによる滑膜炎かどうか判断することが重要です。採血や画像の結果によっては、血液検査の一般が正常であっても関節リウマチのことはあります。リウマチ専門の医師であれば、まちがいないでしょう。
 
Q8 どの程度の自覚を覚えたら病院で検査を受けた方がよいのか、もし基準みたいのものがあれば教えて頂きたい。
A8 どのような病気も、さまざまな自覚症状があるものです。体調に異変があれば、何も関節症状でなくても最寄の医療機関を受診していただくことをおすすめします。ただ、各医師はそれぞれ得意とする領域があるので、専門以外のことをあれこれ問いただしても答えられないことがあります。良き回答が得られない場合、今の日本では国民皆保険のもと、ダイレクトに専門医療機関を受診することができますが、私の意見としては、政府が推奨するかかりつけ医を作っておくことが何よりも大切なことと感じております。
 
Q9 今年の8月に人間ドックでリウマチの値が高いから治療した方がいいと言われました。かなり前から「膝痛」があるのですが、こちらは「変形性膝関節症」と整形外科で診断されています。(じん帯も切ったことがあります)。この痛みもリウマチと関係があるといわれました。どんな治療をするのか。又治るのか知りたいです。一度20歳の時、血液検査でリウマチと診断され薬を2年間飲みましたが、検査の結果はよくなりませんでした。体に特に問題はなく手や指のこわばりや変形等もありません。
A9

リウマチ反応は絶対的なものではありません。他の病気の方でも出ることがあります。また健康人でもみられないわけではなく、陽性の人には関節リウマチ以外の方も30%くらいが混じってしまうと考えられています。
整形外科で診断された「変形性膝関節症」については、リウマチの治療はおすすめできませんが、一度リウマチ専門医を受診され、専門医の診断を受けてください。

 

 

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Q10 2009年1月にはじめての人間ドッグを受けリウマチ反応に(+)が出ました。その後整形外科で相談、再血液検査を受けましたが、やはり数値的には症状がそのうち出てくる状態と言われています。はっきりとした症状はないのないものの年のせいか、肘、膝があちこち痛みます。生活に支障はないのですが、受診のタイミング、予防方法が少しでもあるのなら教えていただきたいと思います。
A10 リウマチ反応は絶対的なものではありません。他の病気の方でも出ることがあります。また健康人でもみられないわけではなく、陽性の人には関節リウマチ以外の方も30%くらいが混じってしまうと考えられています。リウマチ反応がプラスであり肘、膝が痛いとのことですから早期診断、早期治療が大事です。リウマチ専門医での受診をおすすめします。
 
Q11 私は現在リウマチ性多発筋痛症に悩んでいます。約6年になります。現在プレドニゾロン3mgを服用しています。その他、胃の薬等も飲んでいます。自分で勉強しようと本を探してもなかなかこの病名はのっていません。医師からは決定的治療法はなく根治することはないと言われています。今後どのようなことに留意し、生活していったらいいのか教えて頂けたら幸いです。(自分では、関節リウマチに自分の症状は酷似しているなあと思っています。)
A11 リウマチと似た症状をしめす疾患は100を超えると言われております。もっとも、稀な疾患も含めてですが。ご質問の内容は、担当されている医師がリウマチ性多発筋痛症と診断され治療されているケースですが、この病気自体は一般にはステロイドが良く効き、かつステロイドが止められる方が多い疾患です。しかし、中にはご本人のように、ステロイドを減らしたり、中止したりすると再燃される方もおられます。年とともに骨が弱くなりますが、ステロイドを内服されておられますので、骨折に注意しなくてはならないでしょう。今は骨が弱くなりにくくするお薬もでてきましたので、主治医と良く相談されることをおすすめいたします
 

 

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治療
 
Q12 2008年11月ごろからレミケイドの点滴を受けています。今年の2月末ごろから顔がぴりぴりしたり肌が荒れたり湿疹ができたりしています。これは、レミケイドと関係があるのでしょうか。そして、その場合は、どのように対処したらよろしいのでしょうか。
A12 難しい質問です。ある薬Aを使い始めてある症状が出た場合、当然その薬が悪さをしたと考えますが、中にはもともと内服していて何でも無かったリウマトレックスが急に効くようになり、その有害事象が生じることもございます。従って、レミケードもリウマトレックスも中止にできるのか?他の要因、たとえば、結核予防薬イスコチンの影響は無いのか?などと考えなくてはなりません。主治医と良く相談してください。肌のぴりぴり感について、皮膚科の先生に相談したり、場合によっては脳神経内科の先生にも末梢神経の障害は無いか調べていただくことも良いと思います。
 
Q13 リウマトレックスカプセル 2mg 週1
プレドニゾロン      1mg 朝・夜
リマチル         50mg 朝・夜
マーレンズS顆粒        朝・夜
オステラック錠200    220mg 朝・夜
その他に、ワンアルファ(夜)とボナロン(週1)35mg
現在これだけの薬を服用中です。症状は落ち着いていますが薬がこんなに必要なのでしょうか。人間ドッグの結果、胃潰瘍と診断されました。風邪も引きやすく治りにくくなってきました。宜しくお願いいたします。
A13 推察しますと、長い年月を経て、現在の用法・用量に至ったものと思われます。投薬内容の中止、減量は、患者さんが希望された場合、また医師が判断した場合、あるいは双方などさまざまなケースがありますが、症状が落ち着いている理由が、これら薬剤を使用されているからなら減らせないでしょう。
リウマチに使う薬が一つでないことはよくあります。またその薬を使った時の副作用を防ぐために必要な薬もあります。ということで薬が一種類ということはまず少なくて、どうしても数種類になってしまうわけですが、多すぎる場合にはどれかを減らしてよいか、長い間に増えてしまった数を医師が整理することも必要です。
よく主治医と相談され、一つずつ調整し、整理することが必要です。
 

 

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Q14 ナパセチン副作用がある為プレドニンを3mg服用。他リウマトレックス週3錠(3回に分けて)服薬しています。寬解状態が7年(発病8年)続いています。副作用が心配でリウマトレックスを減量したいと医者に希望しても良いものでしょうか。
A14 副作用が心配でリウマトレックスの減量をされるお気持ちはわかりますが、現在副作用が起こっていないのであれば、あえて減らす必要はないのではないでしょうか?プレドニンの場合は少ない方がより副作用も少なくなりますが、大事な治療の要であるリウマトレックスを減量するのは治療がほとんどいらなくなった段階だと思います。やめることによって悪くなる可能性は小さくはありません。
また、今までご本人と主治医の関係が良好であれば、気兼ねなく質問してみてください。主治医は患者さんが気付いていないことの理由でお薬を継続している場合と、逆の場合ももちろんございますので、どんどん主治医と相談し、良い関係を築いてください。
 
Q15 エンブレルを皮下注射(週1回25mg)にて投与していますが、その効能・効果を再認識したい。
A15 実際に薬を中止することができる、骨の修復が起こるなどいろいろなことが知られています。効能効果を再認識されているのはまさにご本人ではないのでしょうか。
 
Q16 生物学的製剤(レミケード・エンブレル)の副作用と価格が安くなることはないのでしょうか?使いたいけれど1ヶ月に7万円かかると言われ、一生それを使う経済力がありません。一度使い始めたらずっと使わなくてはならないのでしょうか?
A16 生物学的製剤の価格はおそらくそんなに安くはならないでしょう。一生使うことをためらい、治療すべき時期を逸してしまうことの方が問題だと思われます。関節の機能が温存され、現在の仕事を続けられることを目標とした治療なので、将来、時期を逸してしまい、通院すら自らできなく公共交通機関を利用できなくなった場合の経済的損失の方が、実は高いと考えられております。生物学的製剤はずっと使わなくてはならないわけではなく、最近の研究では20%くらいの方が中止され、その半数はそのまま治っていると報告されています。1年で効果達成され、中止できた事例も経験いたします。経済的理由を言われますと、何もできなくなりますが、残念ながら現行の手持ちの治療手段で医師は対応いたします。よく主治医と相談して決めてください。
高額医療費の問題等、医療、福祉制度については市区町村窓口や病院のソーシャルワーカーに相談なさってみてはいかがでしょうか?
 

 

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Q17 リウマチの治療を始めて2年になります。今年の8月からエンブレル注射を自分でうつようになりました。少し楽になって来たような気がしますが、完治することはありますか?またどのくらい日数がかかりますか?一生、注射を続けることもありますか?(家族にリウマチの人はいませんどうして私だけが?)
A17 個々の具体的な質問ほど、お答えしにくいのが現状です。なぜなら、完治しうる方もおられれば、残念ながら生涯継続しなくては悪化を阻止できない方、また高い生物学的製剤を使用したにもかかわらず、病気が進行したり、有害事象としての肺炎を起こされたりしてしまう方がおられます。万人に合った回答ができず申し訳ございませんが、医師の診察、採血を含めた検査所見、画像、そして何よりもご本人の自覚症状を多面で評価していくのがリウマチ診療ですので、具体的質問に対しては診察しなければお答えしにくいのが現状です。
 
Q18 今年の4月から4週間おきに生物化学製剤のアクテムラを使用。4回終わった頃に肺炎で3週間入院しました。現在は元の薬に
戻し、アクテムラは恐くて使っていませんが確かに以前の痛みも戻りつつあります。今後どうしたら良いかアドバイスをお願いします。
A18 アクテムラは現在全国で約8000人の方が使用されているお薬です。他の生物学的製剤と同様に肺炎を含めた感染症に注意しなくてはなりません。
アクテムラは簡単に使える薬ではないですが、一方でほかの薬で効かない時など大変効果もあります。今後のアドバイスについては、実際に診察しないと申し上げられません。主治医とよく相談されてお使いください。
 
Q19 毎日20年以上リウマチを患っている母のマッサージ(全身)をしています。マッサージ後は気持ちよくなった。少し楽になったと言ってくれますが、独自のマッサージなので、もしかしたら誤ったやり方ではと考えてしまうことがあります。正しいマッサージ法があれば教えて頂きたいです。
A19 マッサージは血行回復効果があり、ご本人が気持ちよければ良いのでしょう。むしろ、ご家族の方がご本人を気遣っておられる精神的な要因もあるのかもしれません。ご家族の方でなく、全くの他人がマッサージしても効果が無いかもしれません。
 

 

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Q20 痛みを和らげる方法、薬。足のむくみをひかせるにはどのような方法がありますか。
A20 痛みを和らげるには非ステロイド系消炎鎮痛剤の使用が必要でしょう。内服以外にも、外用、坐薬などもありますし、最近の内服薬には胃粘膜障害を軽減させるような効果をもつお薬もでております。主治医とよく相談してください。長期リウマチに罹患されておられる方の中には、足のむくみがなかなかとれない方もおられます。むくみの原因が、腎臓、甲状腺疾患などの内分泌、心疾患などを除外する必要もあります。薬によっては足のむくみなどをきたす薬があります。すべての人に見られるというわけでもありませんが、それが薬のせいであればできれば別の薬に変えるように考える必要があるでしょう。主治医に自分の状態を良くし説明し主治医の指示を受けられることをおすすめいたします。
 
Q21

2005年の10月に発病し、現在まで大学病院の内科の患者として月1回通院しています。今のCRP値は1.0位で、左手首、右足の指のつけ根の関節が動かすと痛みます。今のところ生活に支障はありませんが、血液検査を通院毎にし、担当医の先生はCRPが少しずつ増えているので、治療法を変えた方がよいのでは?と言われましたがこれでよいのでしょうか?現在、薬・メトトレキサート1日2回 ・アザスルファン腸溶錠1日2錠 ・ブレドニゾロン錠1日5錠 ・フォリアミン週1錠 フォサマック35mg 週1錠 ・肺炎の薬バラクルート1日1錠 を内服。

A21 セカンドオピニオンということとなれば、ご本人の検査結果、画像を拝見した上でないと、このような個々の質問については解答しにくいのが現状です。少なくとも、リウマチ専門医に診ていただいており、いままでのご本人の経過を診られて、他の治療法をすすめられたのなら、納得の上、治療を受けられることをおすすめいたします。治療法は必ずしも同じではありません。患者さんにより症状が異なり、それに対して選択する治療法も複数あって、どれをとるかは医師によって少しずつ異なっていると思います。
 
Q22 現在の治療を続けて長くなりますが、この方法がベストなのかどうか他にもあるのでは?知識がないので医師の言うがままでよいのか最近疑問に思います。
A22 主治医の意見に疑問があるのであれば、率直に主治医に自分の考えを伝え、納得することが大事であると考えます。それでも納得できなければ。セカンドオピニオンを受け、その結果によっては、主治医を替えることも選択肢の一つであると思います。いずれにしても医師と患者さんに信頼関係がなければ良い治療はできません。
 

 

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Q23 2004年発症。リウマトレックス服用中。現在症状はなし。薬の服用は将来やめられるのでしょうか?
A23 やめられるかもしれませんし、やめられないかもしれません。主治医と相談し、中止へチャレンジされても良いかもしれません。
 
Q24 リウマチの治療を受けて8年目になります。リマチル・リウマトレックスを服用して2年経過。痛み・足首・手首の腫れが変わらず。今年8月より(レミケード)に切りかえ3回目まで終了しましたが、手首・足首の腫れはとれてきましたが痛みは変わりません。今後どれ位レミケードを受けたら良いか自分には適しているのか迷いがあります。
A24 レミケードに切り替えて3回目ですので、まだ最大限の効果が出ている訳でなく、投与回数が進むともう少し良くなるかもしれません。下肢の関節の痛みは上肢と異なって、荷重(体重を支える)関節ですので痛みが残ることがあります。関節の腫れが不十分ならレミケードの投与間隔、投与量の変更、あるいは他の生物学的製剤への変更も検討されるかもしれません。
 
Q25 4年程前に関節リウマチと診断されプレドニンを朝5、夕5飲み続けています。身体の症状としては、首から肩にかけてのこわばりと手首の腫れ、動かす時の多少の不自由さ(特に痛みはありません)で不快です。一昨年1ヶ月、首の痛みとこわばりがひどくなり、頚椎の1,2番を手術しよくなりましたが昨年4月に左腕に痛みとこわばりがひどく上にあがらなくなったため頚椎4・5番を手術しました。その後、1年半経過し、左腕が上にあがらず体の骨量が年齢の割に大変少ないと言われています。
A25 個々の病状については、患者さんを診察し検査や画像の結果をもって主治医は判断しますので、このような判断材料がないとお応えできません。今の主治医と病状について、インフォームドコンセントがスムーズにできているのでしょうか。時間的に余裕がある環境下で主治医とよく相談し、納得できる説明を受けてください。
 

 

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Q26 ①リウマトレックス服用中です。インフルエンザにかかった場合重症化するのでしょうか。
②ここ10年の間に担当医が同じ病院内で4名変わりました。(病院や医師の病気のため)数値だけでしか判断しない先生や患者さんの現状をよくくみとる先生とかいろいろです。満足しない場合はセガドオピニオンを利用した方がよいのでしょうか。
A26 一般的に免疫に関係する病気であること、また免疫を抑制する薬を使っているのでウイルスが侵入し増殖しやすい状態であることから、感染について気をつけるべきであることは間違いありません。ただそれでは関節リウマチの人がより多くかかっているとか、あるいは重症化しやすいというデータはないのです。これはいままでの季節性のインフルエンザでもそうでしたし、今回の新型でも同様です。ワクチンに関しては、効果があるといわれているのは普通の人と同様に抗体ができるということが確認されておりますが、抗体ができれば病気にかからない、症状がでないというわけではありません。多少早く治るとか、重症化が予防できるかもしれないとの理解でいた方が安全だと思います。
 
Q27 現在抗リウマチ薬であるリマチルを服用中です。新型インフルエンザが流行していますが、特に注意する点がありましたら教えてください。
A27 マスクと手洗いが重要です うがいはさほど効果がないといわれています.それから感染したとき、高い熱がでるなどしたら、早期治療を受けることが大事です。
 
Q28 C型肝炎にてペガシス+コペガス治療後、朝の手足こわばり、関節痛、同じ動作後もこわばり、行動するのに1~2時間しなければ和らぎません。(手足はおもに第一関節です。)肝炎とインタフエロン副作用にてリウマチ発生となりますか。
A28 インターフェロンは副作用に発熱、精神症状の他、関節炎の悪化も稀ではありますがあるようです。肝炎の状態にもよるでしょうが、よく主治医と相談してください。国府台病院は肝炎センターがあり、肝炎のあるリウマチ患者さんを受け入れております。担当主治医のご紹介があれば、国府台病院にご相談ください。
 

 

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予後
 
Q29 検査でよくなっても定期的に休まず通院しないと再発するって本当ですか?
A29 定期的に通われなくても大丈夫な方もおれば、定期的に通っても悪くなる方、そして他の病気が見つかってしまう方がおり、難しいものです。生物学的製剤を使用されている方は、主治医と相談して決めたらよいでしょう。
 
Q30 発症してから20年を過ぎました。これまで、1ヶ月に1度の通院で薬を処方して頂き、血液、尿検査を受けてきました。「治ることはない、自力で動けることを少しでも長く続けられることで良しとしよう」そんな20余年だったように思われます。しかし、はたしてそれでいいのかな?と思うようになり、できれば、少しでもよくなりたい。病院選びもよくわからず困っています。
A30 「今の現状をより良くしたい」―病気になられた方はみな思うものです。地理的条件、経済的条件、家族のささえ、年齢、さまざまな要因でみなさん通院され、また治療を受けていることと思います。私は今回、この市民公開講座で一つだけ覚えて帰っていただきたいのは、まず、身近な医師、いわゆるかかりつけ医を大切にして欲しいということです。リウマチだけではございません。日本人に限らず未だ、癌が多く、また現在喫煙をしていなくても過去にされていた方ではCOPDといういわゆる肺気腫も長生きするようになり、増えております。だれでも健康でいたい、そんな時、気軽に相談できる医師を作っていただき、リウマチに関してはリウマチ専門医を受診していただくことをおすすめいたいします。
 

 

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食事
 
Q31 リウマチの人は朝果物を食べない方がよいという話は本当ですか?本当だとしたらなぜですか?食べるのをひかえた方がよい食物があれば教えてください。ちなみに私は1ヶ月6本のエンブルを投与しています。エンブレルを投与して1年になります。現在もまだ膝が痛く、しゃがむことができません。※リマチル・メトトレキサートは副作用でジンマシンがでて中止、他の薬も2種類ぐらい試しましたがほとんど効き目がありませんでした。
A31 これは青汁ジュースなど葉酸をたくさん含む食物をとるとリウマトレックスが効かなくなるということを話されているのだと思います。
リウマチの薬以外に合併症に対する治療薬、例えば降圧薬(カルシウム拮抗薬など)ではグレープフルーツによる影響を受けるので注意が必要とされています。具体的には主治医に伺ってください。
膝の障害は炎症がまだあるためしゃがむことができないのか?それとも炎症はエンブレルでコントロールがついているにもかかわらず、構造的変化が生じて痛いのかによって対応が異なります。よく主治医と相談してください。
 
Q32 現在、リウマチの飲み薬はなく注射をうっています。グルコサミンなどのサプリメントの使用はいいのか、悪いのか伺いたいです。ペースメーカーの植込を3年ほど前からしています。影響とかあるのでしょうか?
A32 関節リウマチであれば、一般には抗リウマチ薬を用いるべきと考えます。もっとも、病気がある程度固定された方で、サプリメントのみで対応されるケースもありますが、病気がまだ燃えている段階ではサプリメントのみの治療はおすすめできません。サプリメントは逆に薬の効果を弱めてしまうことがあります。必ず主治医に相談してから始めてください。
 

 

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その他
 
Q33 現在、内科のリウマチ科の先生に看て頂いています。薬や治療、方針など良く話していただきますが、手や足の変形などに関してはやはりあまり話にのっていただけません。どのように先生に問いかけていけば良いのかと思っています。※リウマトレックスとLCAPが0.3位ですが、変形に関して不安があります。
A33 手や足の変形についてご本人に不安を与えてはいけないと配慮しての医師の対応かもしれません。ご本人より手や足の変形について心配がある旨を良く伝えてください。納得できる説明が受けられない場合、最近ではセカンドオピニオンが行われています。国もこの診療体制を推進しています。関節の変形について手術療法の適応を含め、整形外科医のリウマチ医のセカンドオピニオンを受けるのも一つの方法かも知れません。
 
Q34 ①リウマチと仕事を続ける方法
②ストレスの解消法
③長生きできないと聞いたことがありますが、それは本当ですか?
A34 リウマチのコントロールが良好であれば、仕事復帰は可能と思われます。肉体的に関節に負担がかかる仕事は、仮に関節の炎症が治まっていても、避けたほうが良いでしょう。ストレスの解消法は、何もリウマチ患者さんでなくても個々の人で自らのストレス解消を図るしかないでしょう。リウマチの方は一般にリウマチでない方に比べて寝たきりになることが多いため、肺炎などを起こしやすくなります。寝たきりにならないように、いままさに治療中の方は、リウマチ専門医の判断・指導を受けてください。
 
Q35 関節リウマチは①ストレスと関係ありますか?②完治は期待できますか?
A35 悪いストレスは症状を悪化させると考えられております。完治については、病気の初期であれば、完治も可能かもしれません。
 
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