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 03.診断について

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突発性器質化肺炎で入院、発病から2ヶ月後に関節リウマチと診断されました。大量のステロイドで高熱や全身の関節の痛みはかなり改善。しかし炎症反応はその後も下がりきらず、わずかながら骨びらんも始まっていました。アザルフィジン、シムジアは効果が不十分で、2ヶ月半後からリウマトレックス16mg/週、3ヶ月半後からゼルヤンツを開始、その後検査数値は徐々に良くなり、ステロイドを減量、現在は1.5mg/日までになっています。ただ、発病から4ヶ月で両手の中指などにスワンネック変形が出始め、発病後15ヶ月の現在痛みと動きにくさがあります。医師から中指の手術を勧められていますが、進行が早いので手術後も変形が進んで手術の繰り返しになるのではと不安です。手首にも痛みがあります。手術を急ぐべきでしょうか?
また、最近足がとても冷たくて1ヶ月前から指や踵に霜焼け(かゆくはない)のような症状があります。血管に炎症が起きた結果血流が悪くなっていると言われ、血流を良くする薬をもらいました。ネットで悪性関節リウマチで血管に炎症が起きるとありましたが、その可能性はありますか?

 

リウマチの炎症が落ち着いており、その状態を維持できそうであれば手術自体に問題はないかと思われます。しかし、手術を行うか、またその時期に関しては、日常生活での不便さや手術の内容によりますし、術後にまた変形してしまう可能性はないとはいえないように思われます。そのあたりも踏まえてご担当の医師とよく相談されてください。皮膚症状が血管炎かどうかは、拝見していないので何とも言えません。通常、血管炎はリウマチの関節症状が悪い時期に出ることが多いのですが、可能性がないとは言えません。疑わしければ皮膚生検という検査で診断がつくことがあるので、一度大きい病院の皮膚科を受診されてみては如何でしょうか。

(平成30年2月)

 

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ここ数か月、朝の手の指のこわばりと痛みがひどく、関節リウマチではないかと心配です。いまは医療機関にかかっている時間がなく、インターネットでいろいろなサイトをみていますが、写真やイラストのような変形が生じるのが特に心配です。

関節リウマチになると、何割くらいの患者に手の変形が生じますか?

 

関節リウマチでは、早朝から関節の骨と軟骨の破壊がみられ、進行すると関節の変形に至ります。進行のスピードは患者さんによりさまざまです。現在は早い時期に関節リウマチを診断し、有効な治療を開始することにより、多くの患者さんで関節の骨の破壊や変形を防ぐことが可能であり、以前より変形を生ずる患者さんの割合は大きく減少してきています。

ご自身の関節の症状が持続されているのであれば、なるべく早くリウマチの専門医を受診されることをお勧めします。

(平成29年12月更新)

 

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80歳になる母が、1か月前より、両膝の腫れと強い痛みがあり、最近、関節リウマチと診断されました。しかし、抗CCP抗体は陰性で、リウマトイド因子が高かったと言うことなのですが,抗CCP抗体が陰性に出る関節リウマチはあるのでしょうか?

 

抗CCP抗体は関節リウマチの特異抗体として診断の目安になり、その精度(感度特異度ともに)がリウマトイド因子より高いことが知られています。しかしそれは相対的なもので100%というわけではありません。ですから患者さんによっては抗CCP抗体は陰性であるがリウマトイド因子は陽性ということはしばしば起こります。(平成29年8月)

 

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85歳の母ですが、約2年半前から、肩の痛みがじわじわ、微熱とともに、37.2度くらいになり、かかりつけ医に行き薬を処方されましたが良くならず、膠原病の疑いがあると言われました。肩に触れるだけでものすごく痛がり、高熱39度で総合病院に入院。病名はわからず点滴と内服で寛解後退院。自宅でステロイド錠毎日5mg服用、痛みが寛解してましたが、今年1月右手の腫れと痛みで入院、蜂窩織炎と診断され2週間で右手の痛みはあるものの退院。長期ステロイド内服による影響とのことで、2ヶ月前からステロイド内服中止。装具治療後も良くならず、介護の領域だと言われました。痛み腫れはあるものの、本人は右手が使えず困っています、関節リウマチではないでしょうか?

 

関節の痛みを起こす病気は非常に多いので、ご質問の内容から関節リウマチかどうか判断するのはむずかしいのです。ただ、関節リウマチ自体で39度高熱がでることはまずありませんので、関節リウマチではなく、リウマチに類似した病気の可能はあるかもしれません。右手の腫れについては蜂窩織炎とのことでしたが、関節の症状が続いているようであれば、関節リウマチなど関節炎を起こす病気の可能性も考える必要があるかと思われます。主治医の先生にリウマチの可能性を伺って、もしはっきりしないようなら、一度、リウマチの専門医を受診されることをお勧めいたします。

 

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84歳の母についてお尋ねします。慢性気管支炎と高血圧でクラリスとアダラートCR内服中でしたが、本年春レビー小体型認知症の診断でパーキンソン症状と認知症の加療開始。9月末から右膝痛で歩行不能。CRP5~6mg/dlあり、整形外科で変形性膝関節症と診断されるも安静や膝局注でも全く改善せず。CRP6~8mg/dl、RF高値が持続していました。12月末ALB 4.0から2.7g/dl、Hb14から9.9g/dlまで低下し、CRP13.9mg/dlにて神経内科の主治医が慢性炎症の原因が関節リウマチか偽痛風と考えられると言い、リマチルとセレコックスが開始になりました。リウマチでこんなに消耗するものですか。診断・加療に不安でなりません。

 

高齢発症の関節リウマチでは、時にCRPがかなり上昇し、発熱を伴うことがあります。しかし、膝のような大きな関節炎が主体で、CRPが著しく上昇し、時間の経過とともに炎症の持続で、貧血(炎症性・消耗性の貧血)や血清アルブミンが低下し、全身的に消耗する高齢者特有のリウマチ類似の病気として、リウマチ性多発筋痛症があります。この病気は高齢者の関節リウマチの前駆症状(前触れ的症状)として発症することもあります。効果的な治療法がありますので、是非ともリウマチの専門の医師と相談してみてはいかがでしょうか。
(平成27年10月)

 

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突然手の甲が腫れて病院に行ったところ、関節リウマチと診断されました。

いまはメトトレキサートを毎週日曜日に服用していますが、いっこうに改善されず、精神的に追い詰められています。

 

 

突然の発症、手の甲が腫れる、といった状況は関節リウマチではないように思われます。高齢者であればRS3PE症候群という自己免疫疾患の一種である可能性もありそうです。診断の確認が大切です。

RS3PE症候群なら少量のステロイドが有効です。リウマチの専門医に診ていただくことをお勧めします。 (平成25年12月/平成29年12月更新)

 

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8か月前に器質化肺炎になり、約3か月のステロイド服用により治りました。しかし肺炎が治りかけた頃から、身体のあちこちが痛くなり、1か月前に関節リウマチと診断されました。主治医は器質化肺炎も膠原病によるものだろうとの事です。主治医からはリウマトレックスの服用を薦められましたが、間質性肺炎などの副作用が怖くて、アザルフィジンの服用から始める事にしました。今のところ効果は感じられません。私のように器質化肺炎を患った患者は、リウマトレックスを使うとやはり間質性肺炎になるリスクは高いのでしょうか?

 

 

器質化肺炎はステロイドがよく効く特殊な肺炎です。間質性肺炎の1つですが、原因は不明であり、薬剤(リウマトレックスなど)投与をきかっけに発症することもあるでしょうが、関節リウマチの状態が悪い時にも出現します。したがって、関節リウマチの治療がおろそかになることも良くないと思います。器質化肺炎を過去に経験しているからリウマトレックスを全く使えないということはありません(前回の器質化肺炎はリウマトレックスとは関係なく発症したわけですので)。ただ過去に間質性肺炎がある場合はリウマトレックスの間質性肺炎が起こりやすいという考えもあり、積極的にリウマトレックスの使用を勧められるものでもありません。ただしリウマトレックスは関節リウマチ治療の切り札であり、もし関節リウマチの活動性がコントロールできない(つまり、関節リウマチの状態が悪い)ならば使用することも考えられます。慎重に使用し、もし間質性肺炎の徴候がでたときには、すぐにリウマトレックスをやめてステロイド治療を行うことで間質性肺炎の改善が期待できます。 (平成25年10月)

 

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5年くらい前から両足裏の痛み。一年前から両肩の痛み(五十肩と診断)。1か月前より左ひざ、左足指が時々痛みあり。いまは朝のこわばり(短時間)、前記に加え手首、手指に痛みあり。レントゲン異常なし。腫れなし。すべて左右対称の痛みでは無い。CCP20倍希釈289。リウマトイド因子(RF)定量103。関節リウマチの可能性はありますか?

 

血液検査だけでなく、関節の症状について専門家に診ていただいて、腫れや圧痛(押したときの痛み)などを正確に判断することが必要です。ただし、ここに書かれた症状と抗CCP抗体陽性、リウマトイド因子(RF)陽性ということは、五十肩の有無とは別に関節リウマチがおおいに疑われると思います。リウマチの専門医、日本リウマチ財団登録医などへの受診をお勧めします。 (平成24年10月/平成29年12月更新)

 

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膝に水がたまり、1年4ヶ月、1~2週間に1回治療(わずかな変形性膝関節症と診断)ロカイン1%5ml・デキサート注射液1.65mg・0.5mlを長期の投与、その間、今年8月から、両肩の痛み・頸椎(50肩・頸椎症と診断)これも、同じ薬剤を両肩交互に注射を9回受けました。関節リウマチではないかと尋ねましたが、年のせいと言われ治療してきました。10月末から、膝関節の水が50ml以上となり、混濁があり、血液検査をして関節リウマチと診断されました。

ステロイドの長期投与とリウマチの発症は、関係ありますか?

 

ご質問のステロイドの長期投与と関節リウマチ発症との関連性ですが、ステロイドの使用が関節リウマチを引き起こすことはありません。質問の内容だけでは、元々、変形性関節症があり、関節リウマチが合併したのか、最初から関節リウマチであったのかは分りません。 (平成24年3月)

 

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12歳の娘ですが、混合性結合組織病、または若年性特発性関節炎(多関節型)と診断されています。3ケ月ほど前に、足の裏の母指球に内出血が起こり、その後、見た目の炎症はひいたものの痛みが消失せず、その足裏には全体的に浮腫があります。病院では造影剤をいれたMRI検査もしましたが原因を特定できず、いまだ治りません。痛みを軽減する靴の中敷きも作っていただきましたが、中敷きがない時は地面に母子球がつくと痛みがあるので、かかと歩きするようになりました。このような症状で、リウマチや膠原病で予想される病名はありますでしょうか?

 

混合性組織病では関節リウマチとまったく同様の関節炎となることがあります。多関節型の若年性特発性関節炎では成人の関節リウマチと同じように足の指の付け根の関節は比較的起こりやすい部です。したっがて、お子様の場合も足の親指の付け根の関節に関節炎が起こっていると考えられます。混合性結合組織病か小児リウマチによる関節炎かによって治療法が異なりますので、小児リウマチ・膠原病の専門の小児科医に相談されるとよいでしょう。局所症状を取るために、足底板(中敷き)を使うのはよいことです。 (平成24年2月)

 

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右ひじの痛みのあと朝に手のこわばりが出るようになり、関節リウマチかと思って検査しましたが、何も異常がないので通常の炎症止めの薬が処方されました。しかし痛みは続いています。

手足の指も痛く、服を着るのもたいへんなときもあり、ペットボトルなどを開けるのが困難です。腫れはありません。血液検査が陰性でも関節リウマチの場合があると聞きました。リウマチ内科を受診するのがいいですか。膠原病専門がいいとも聞きます。

 

 

右ひじ、指の関節などの多関節の痛みがあるとのことですが、関節の「腫れ」がなく、血液検査で異常がなければ関節リウマチの可能性はほぼないと思います。特に炎症反応を示す赤沈、CRPが繰り返し2回以上測定しても陰性で、免疫異常をあらわすリウマトイド因子(RF)や抗CCP抗体も陰性なら、通常はほかの病気を考えます。ただし関節の腫れがあるかないかについては、専門の医師に診てもらい、関節の超音波検査(エコー検査)やMRI検査などでも検査する必要もあるかと思います。そのときには陰性でも、あとになって関節リウマチ関連の検査が陽性になることもありえます。
膠原病では、リウマトイド因子以外にも種々の免疫異常がみられます。それらの異常がまったくない場合、50歳以上の方ですと変形性関節症、40~50歳代の女性であれば更年期に伴う関節症状などの可能性があります。
いずれにしろ、日本リウマチ財団や日本リウマチ学会のホームページなどから調べて、リウマチや膠原病の専門医(内科系のリウマチ専門医)を受診されることをお勧めします。 (平成24年1月/平成29年12月更新)

 

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米国から質問です。16歳の時に突然下半身関節の痛みで当時RAと診断。その後、特別な治療はなく一般的な非ステロイド抗炎症薬で緩和。それから10年後に手足の関節の痛みが激しくなり、この時も特別な薬物なしで一年くらいで徐々におさまりました。更に十数年後に今度は頭蓋骨に同じような痛みが現れ当時RAによる急性症状とされ数ヶ月で小康状態になりました。現在50歳、最初に診断されたときから35年間激しい痛みでは無いものの手首や指の関節が日によって痛んだり和らいだりを繰り返し現在に至ります。服薬は市販薬のみで対処できる状態でした。指等の関節の変形や腫れもみられません。最近になり急に左の膝関節が腫れ上がり痛みも激しく関節が腫れたのが初めてでした。ただ動かずに安静にしていると痛みません。医師がRAの病歴があることからRA関連だろうと思っている(まだ検査していない)ようなのですが、こういう長期にわたるRAで急激に重症化して進行していくことがあるのでしょうか?そもそもRAという疾患でこのような経過をたどることがあるのでしょうか?

 

16歳時に発病された若年性関節リウマチ(現在は若年性特発性関節炎と病名が変わりましたが、俗に小児リウマチと呼ばれます)の方ですが、一見治ったようになっても再発を繰り返します。大人の関節リウマチと同様に小児リウマチも時に頸椎がやられるタイプがあります。そのような場合には首の後ろから後頭部に痛みを自覚します。小児リウマチから大人のリウマチに移行することはよくありますので、現在関節リウマチとして病気の活動性が高いようですのでリウマチ医を受診され、しっかりと評価を行って頂いて、必要な治療を受けることをお勧めします。現在リウマチの治療には画期的な進歩がみられます、関節が変形したり、固まってしまわないうちに、しっかりと必要な治療を是非受けてください。 (平成24年1月)

 

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7

約1年半程前から徐々に進行し現在両手指第一関節が曲がっています。特に左手が酷く、中でも薬指の第二関節が1.5倍程にはれて痛みます。更に、左手のひらが最近痛み出し時々激痛が走ります。(70代以上女性)

 

 

ご質問の内容では、年齢と手の指の状態から関節リウマチではなく、変形性関節炎(あるいは変形性関節症)であろうと思われます。これは関節局所の加齢による変化であり、個人差が大きく、関節の変形が著明であるにもかかわらず痛みがないとか、関節変形がわずかなのに痛みが強い人などさまざまです。変形性関節炎になった手指の関節変形は持続します。治療は関節の痛みに対するもののみです。しかし、手のひらに激痛がみられるなど、必ずしも変形性関節炎のみでよいか、他の病気によるかの検討が必要です。 (平成23年11月)

 

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血液検査のリウマトイド因子(RF)定量検査で261という値がでました。一般的には15以下となっていましたが、数値が高ければ高いほど どのようなリスクがありますか。

たとえば、50くらいの人と261の私は同じレベルなのでしょうか?

数値が高いので専門医にすぐ行くべきか悩んでいます。

 

リウマトイド因子(RF)が高値でも関節の腫れや痛みがなければ関節リウマチではないこともあり、RFの絶対値が高いほどより悪いというわけではありません。極端な例ではRFが1,000を越え続けていても長年まったく症状が出ない人もときどきみかけます。このように、個々の関節リウマチの程度の比較をこの数値で判断することは出来ません(ただしまったく無関係というわけではなく、同一の関節リウマチの患者さんのRF値が時間的に大きく変化する場合にはリウマチの活動性と関係する例も見られます)。

さらに、RFは健康な人でも陽性にでることがあり、年齢とともに陽性率が増加します。

また、ほかの膠原病や肝炎、慢性の感染症などでも高値となることがありますので、もし関節以外に気になる症状、特に皮膚症状や眼の乾燥症状などがあればリウマチ専門医を受診されてはいかがでしょうか。参考までに、関節に腫れを伴った痛みがみられた場合、関節リウマチの分類基準を用いると、RFもしくは抗CCP抗体という検査が正常値の3倍以上の値で陽性の場合には、それ以下で陽性の場合に比べて関節リウマチと診断される可能性がやや高くなります (平成23年11月/平成29年12月更新)

 

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5 4年程前より、人間ドックでRAテストが「強」陽性です。しかし、他の症状はありません。なぜずっと「強」陽性なのか,どういう理由が考えられるのでしょうか?

RAテスト(リウマトイド因子をみる検査のひとつ)が強陽性ということは、血液中に、免疫に関連する蛋白(免疫グロブリン)に反応する成分(抗体)があるということを示します。この検査は関節リウマチ患者さんの約8割で陽性となりますが、病気も何もない健康な人でも陽性(ときに強陽性)となることがあり、高齢になるほどその割合が高くなります。健康な人で陽性となる意義はわかっていません。また、関節リウマチ以外の膠原病、肝疾患、感染症、悪性腫瘍などでも陽性となることがありますが、4年間症状も何もないとのことですので、これらの可能性も少ないのではないかと思われます。(平成23年7月)

 

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ここ10年ほど、ときどき関節が痛むので、そのつど検査をしてきましたが、「リウマトイド因子(RF)の数値は高いが治療はまだ必要ない」との診断でした。現在も冬場に関節がたまに痛むくらいで、腫れや炎症はありません。

最近の検査ではRFが102で陽性、抗CCP抗体が29.7で陽性、CRP0.28、抗核抗体が40でしたが、主治医より「現在即治療の必要はない。様子をみましょう」といわれ安心しています。しかしこれからも関節リウマチになりませんか?

 

 

 

リウマトイド因子(RF)、抗CCP抗体が確実に陽性であり、すでに関節症状が出ていますので、関節リウマチの可能性が高いと思われます。積極的な治療が必要かどうかは、関節痛を認める関節に滑膜性の関節炎があるかによりますので、関節の超音波検査(エコー検査)やMRI検査による評価が必要でしょう。

関節リウマチは、早期であればあるほど、治療効果は十分に期待できます。

(平成23年1月/平成29年12月更新)

 

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以前、リウマチの検査を行ったところ、関節リウマチではないと診断されたことがあリ、その後も時々痛みがあります。将来リウマチになるのではないかと不安になっていますが、リウマチは遺伝など、元からもっているもののため、一度関節リウマチじゃないと診断を受けたなら、一生ならないという話を聞いたのですが、それは本当ですか?

 

関節リウマチをはじめとする膠原病は、発症に遺伝が関係しているのは確かですが、いわゆる遺伝病とよばれる、はっきりとメンデルの法則などで示せるような病気(色盲や血友病などのような病気)ではありません。親戚に誰もいない方でも発症する可能性はあります。したがって一度みてもらって違うといわれれば、一生ならないということはできません。しかし、例え病気であったとしても、早く診断することは、病気を軽く抑えられることと大きく関係しますので、心配されているのであれば専門の先生に診ていただいてはいかがでしょうか。

 

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2 手指の関節が腫れる「ヘバーデン結節」はリウマチの一種だと、友人はいわれたそうですが、どういう病気で、どんな治療方法があるのですか。

骨、関節、筋肉などのからだの運動に関連した部位に障害をもたらす病気を、まとめてリウマチ性疾患と呼んでいます。これにはたくさんの種類がありますが、その代表的なものが関節リウマチです。

一般の人はしばしばこの両者を混同してリウマチと呼んでいる傾向があります。

ヘバーデン結節というのは、その関節リウマチとは異なる変形性関節症とよばれる関節リウマチではない別の病気の特徴的な症状です。この病気は関節の老化現象で、60歳以上になると80%以上の人のひざ、ひじ、股関節および脊椎にみられるようになります。痛みを伴いながら軟骨の破壊や骨、軟骨の増殖が起こり、関節が変形していきます。

初期には、消炎鎮痛薬を服用したり、湿布薬などでおさまりますが、基本的にその進行を止めることはできません。関節周囲の筋力を増強したり、杖の使用で加重を減らしたりすることも有効です。しかし、さらに進行した場合には、人工関節などの手術も行われます。

(平成29年12月更新)

 

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27歳の女性ですが、関節リウマチの症状があてはまるような状況です。

発病する年齢は、関係ありますか。

 

関節リウマチが多いのは40~60歳代の女性ですが、10~20歳代の女性にもみられ、質問者の年齢で珍しいことはありません。

また、関節リウマチに近いほかの膠原病では10~20歳代が最も多い病気もあります。

症状だけでの診断は危険ですので、早く専門の先生を一度受診されてはいかがでしょうか。

(平成29年12月更新)

 

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